①工事着工前に、必ずお施主様と敷地の確認を行います。
・植樹が工事に干渉する場合は、指定範囲をお施主様にて剪定または伐採して頂きます。
・障害物となるタイヤや、コンテナ等がある場合は、必ず指定日迄にお施主様の方で移動を行って頂きます。
②塗装工事が始まると騒音や振動、塗料の臭いなどで近隣住民の生活に影響を与えてしまう可能性があります。円滑に工事を進める為にも、事前に近隣住民の方にあいさつをさせて頂きます。
高圧洗浄機を使用して、屋根に付着している汚れを洗い流します。
・汚れ、ほこり
・カビ、コケ
・剥がれかけている古い塗料
洗浄が不十分だと塗料の付きが均一になりにくく、施工後に塗装が剥がれてしまうかもしれません。屋根塗装を高品質な仕上がりにするために、念入りに洗浄を実施します。
①塗装前の準備として、下地処理を行います。
・釘打ち(有料:金属の種類形状による)
・ひび割れ補修(有料:瓦の種類による)
・金属部分の研磨(屋根塗装の場合)
②屋根塗装または屋上防水範囲の切り替わり部位(境界線)に、マスキングテープや特殊ビニールで養生を稀に行う場合もあります。
※ご近所様との隣接具合により、飛散を防ぐ為です。
③基材に合わせて密着を促す「下塗り」、お施主様に選んで頂いた塗料の色で「中塗り(ベース)」「上塗り(仕上げ)」を行います。
塗料について
現在紫外線や全膜の剝離を防ぐ為、一般的な施工ではラジカル制御塗料が主体に重んじられております。
弊社ではさらに上のハイブリット無機系塗料を標準採用。価格もフッ素樹脂塗料より抑えて提供しております。
塗装が完了したら、完了検査を実施します。
・全体の仕上がり
・塗り残しの有無
・周囲への飛散の有無
こちらは一般的に焼き瓦と同様に、交換や塗装不要な【永久瓦】と謳われておりました。
しかし、近年は経年劣化を起こし表面が剥離する事実も認められ、確認されております。
またモニエル瓦は表面の剥離が始まると非常に脆く、人間が上がるだけですぐに割れを起こしてしまいます。
【永久瓦】を謳われていた事もあり、塗装が出来ない品と勘違いをされている方が同業者を含め多くいらっしゃいますが、きちんと表面を剥離させてあげれは塗装は可能です。
あまりに破損瓦が多い場合は、瓦の揚げ替えを取らねばなりませんが、そうなる前に是非御相談下さい。
高所カメラで撮影をし、現状の御確認をして頂けます。
・屋根に雨染みが…
・壁に水を伝わった跡が…
多くの方々が、「雨漏り」が起こってから屋根のメンテナンスを考えられると思います。
雨漏りが起こっている段階で少なからず言える事は、防水(コバまたはルーフィング)が切れている可能性が高いという事と、瓦屋根の場合は瓦ズレや冠段積部分が崩れを起こしている可能性が高いという事です。
屋根の葺替え工事とは、既存の屋根を解体して新しい屋根材
・瓦屋根から瓦屋根
・金属屋根から 金属屋根
等に交換（一部または全面）する工事です。
※既存屋根材の撤去
※野地板の増しばりや補修
※防水シート(ルーフィング)の設置
※谷板金やケラバ板金等の設置
メリット
・耐久性、耐震性の向上
・下地の確認と補修が出来る
・屋根からの雨漏りも一緒に修繕出来る
・残材処理費の削減
デメリット
・工事中に雨が降ると雨漏りのリスクが生じる
安田瓦工事前
屋根瓦剥ぎ【瓦を履いだ下地の状態】※防水仕様 コバ
瓦桟撤去
野地板(コンパネ)下地補強
防水処理【下葺き材の中でもゴムアスファルトルーフィング(防水材)を用いて、防水処理】
施工完了
既存瓦が使用出来る場合は、その瓦を用いて復旧を行います。
割れが目立つ箇所は瓦の部分交換を行ったり、今後の耐久性を考えられている場合は、軽量瓦に交換されるなど、お施主様のご要望に添える形のご提案をさせて頂きます。
屋根のカバーリング工法とは、既存の屋根をそのまま使用して屋根材を取付ける工事の事です。
カバー工法は新材を既存の屋根材に重ねる為、
・スレート瓦
・金属屋根(ガルバリウム鋼板)
・アスファルトシングル(粉砕石)
等の軽量屋根材を使用します。
メリット
※廃材が少ない為処分費を抑えられる
※工期を短縮出来る
※外観が一新される
※アスベスト(石綿)を含んだ屋根にも対応可能
※防音性、断熱性、防水性が高まる
デメリット
※瓦屋根にはカバー工法が行えない
※劣化が著しい場合は葺替え工事が必要
残念ながら瓦屋根を設置されている御家庭では、波形の形状や厚みの関係で既存屋根に新材を被せるカバー工法は出来ません。
その為、瓦屋根の場合は「葺替え工事」の修繕のみとなります。
カバー工法 金属屋根施工前
下地補強 金属屋根の上に野地板（コンパネ）で下地補強
防水処理 ゴムアスファルトルーフィング(防水)を用いて防水処理
下葺材に軽量であるアスファルトシングル材(オークリッジスーパー)を使用。粉砕石が主材の為水吐けも良く、雪深い北欧で主軸となっている材料です。
端部(ケラバ等)や棟部材(ヒップ＆リッジ)の取付。
雪止めを設置し、施工完了。
