ウレタン防水の耐用年数は、一般的に8〜10年と言われています。ウレタン防水は、下地を塗布した上からウレタンの防水材を塗り、その上から保護材としてトップコートを塗っていく防水工法です。
ウレタン防水材を保護するためのトップコートですが、紫外線や汚れによる劣化が進むと、次第にその効果は薄れてきてしまいます。そのため、8〜10年でトップコートの塗り替え等のメンテナンスを行う必要があります。
FRP防水の耐用年数は、10~25年ほどです。床面にFRPシートを敷き、その上からポリエステル樹脂を塗布して防水層をつくる工事です。施工から8~10年ほど経過したら、トップコートを塗り直したり、FRPシートの補修をする必要があります。
シート防水は、建物の屋上やベランダを雨水から守る防水工法の一つです。塩化ビニルシートやゴムシートなどの防水シートを、建物の表面に貼り付けて防水層を形成します。他の防水方法と比べて防水性能が安定、塩化ビニルシートで最大20年、ゴムシートで最大15年位の耐用年数があります。